刻まれた、花弁、のタトゥー、をなぞっている触れたらあなた、はやけど、するんでしょうわたし、の皮膚で焼、き尽くすこと爬虫類。の温度、をどれだけ、望んでいることでしょう眠っ、ても。横たわる揺、らぎが、消えないわたしたち、踏みつけられずに差し入…
(あなたに捧ぐ)陽の光を受け明滅を、届けて 昇っていく魂。 雲を越えて、 まっすぐにただまっさらに そらへそらへそらへ──── 大気の外側へ、 なにものにも縛られぬ、 宇宙の端っこへ漂着し、とけてとけてとけて 人々に伝えたぬくもりの中で あなたは、眠っ…
砂粒ほどの言葉を君は水晶体に投げつける触れているだけの沙上驚くほど冷たい身体やけどしてしまうんだって、爬虫類だから君が銀色になってはじめて熱伝導した明け渡すよひかりなどであることを バイバイと告げた心臓が眠りを聞かせて、とぐずるのを見てその…
早々にきたバイバイときたほんの少し隆起していた細胞膜はじけてきえた涙がでたあなたが、死んでしまうと泣くことはあった縫い目が引きちぎられて皮膚がめくれている髪を縒って縒って、縒ってさ贈ったこんなものしかなかったあなたが首に巻き付いて心臓を掴…
ぬけっぽぬけっぽ真顔のぬけっぽたらり油を垂らし落とした股間ばっかりかわいてるいねえぐちょぐちょ水音ノイローゼほしいものがあるんだ、愛憎眠れよ眠れ来たる絢爛昇天の日まで転けた刺さった糊付けされた帰りたい生まれい出るほんの少しのさようなら壁に…
お前、ちぇんちぇんこだ 胡桃が潰された 馬鹿みたいだね こんなドブ溜めにいるの 疲れちゃった ぼくには魔人が要った 取り憑いてもらった しあわせになった お前、ちぇんちぇんこだ 焼き栗が弾けた 縮れ毛の間で締まる肉 ヒューと鳴る喉に腕 満ちているね 欠…
飼い猫との別れについて自分が書いた記事を読んでつらさと悲しさが込み上げる。自分が処理仕切れていないからであるけれど、いま現状別れと隣り合わせだからであろう。手の触れられるところにある温もりがどこかへ行ってしまう。生死であれば生き物である限…
つるりとまあるの月が映す子どもに怯えて目を伏せたそれをあなたはバケモノと言う目を背けるわたしもあなたも飼っている、飼われているわたしのにんぎょうを解いてあやしてあなたにあげたいあふれ蠢く糸くずとぐるぐるぐるの昏の穴あなたが空けた針穴がます…
呼吸の音を飲み込む冷えた空気が鼻腔を撫でていく歪さを払っておくれよここにいてもいいよとあなたの眠りは安寧を呼んでどこにも行きたくなくなって佇んでいる底にある言葉などなんの意味もなさない大切なのは近くに在ることただそれだけあなたの居ない夜 眠…
いずれ失ってしまうものを抱くことすらできないそれはきっとくるしくて切なくて眠るあなたが愛おしい笑みに瞳が緩んで整った呼吸を乱したくない安らかであってほしいこれを恋と呼ぶのは間違っているし愛と呼ぶには拙すぎる ほんのすこし削れてあなたの糧にな…
なにから書こうってなんでもいいから浮かんで書いたら猫になった。にゃぁんにゃにゃぁんにゃあ〜にゃぁあんこんな鳴き方、猫ならしない。猫、大好きだよ猫。好きすぎて死にたいくらいには愛してる。すまん、死にたいのはただ死にたいからだ。猫のせいじゃな…